まっつんのひとり言

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NHK杯将棋準々決勝第4局(第67回)。菅井王位vs郷田九段の棋譜&解析。

本日(2018/2/25)行われた第67回NHK杯テレビ将棋トーナメント準々決勝第4局。早速、激指14で棋譜を解析&ミニ解説しましたのでご覧いただければ幸いです。

<目次>

まえがき

今回の対戦カードは、

菅井竜也王位

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VS

郷田真隆九段

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の一戦です。

解説はこの人!木村一基九段。いつもユーモアのある解説で楽しませてくれます。

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今回対戦するお二人に対して、解説の木村九段のお言葉が以下です。

先手番の菅井王位は昨年、初タイトルを獲得し、勢いに乗っている。勢いの良い攻める振り飛車。中盤以降、なんとなく手を作っていく感じ。

 

後手番の郷田九段は長考派。一手に何時間も考えることが多い。しかし早指しでは決断力が良く間違えない、迷いがない。早指し戦でも好成績を残している。今回もそういった踏込の良さを見せることができるか?

 

勢いよく攻める菅井振り飛車に対して、郷田九段がどういう対策を取るのか?というのが注目の一戦ですね。

 (先手)菅井王位vs(後手)郷田九段 棋譜(ミニ解説+Youtube動画)。どういう戦型?さぁ~?木村九段解説面白い!

<棋譜>

▲5六歩△3四歩
▲5八飛△1四歩
▲1六歩△3二飛
▲7六歩△4二銀
▲5五歩△4四歩
▲9六歩△9四歩
▲6八玉△4三銀
▲7八玉△7二銀
▲6八銀△7四歩
▲4八銀

藤田さん:

 え~、まずは戦型ですけれども、、、

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↑↑首をかしげてポーズを取る木村九段と微笑む藤田女流二段

木村九段:

 ??さぁ~??

 郷田九段が相振り飛車にしようとしたんですね。

 中飛車vs三間飛車は三間の方がいいと言われてる。

 最近は中飛車で穴熊に囲うのが流行ってるけど今回は違う。

 実践例は既にないでしょう。

 

△7三銀
▲5六飛△5二飛
▲5七銀右△3二金
▲6六銀△4一玉
▲3六歩△6四銀
▲3七桂△5一金
▲7七銀上△5四歩
▲同 歩△同 銀
▲3五歩
(第1図)

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先手の菅井王位はここでいきなり3筋の歩を突いた。狙いとしては角を引いての右側での石田流の構えのようだ。解説の木村九段も感心している。「増田幸三賞を受賞できるんじゃないか?菅井王位は鏡を使って研究をしているんじゃないか?」と木村節も出た。

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↑木村九段「こんな感じで勢いよく歩を突きましたね~」

 駒がずれすぎだろ(笑)

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↑木村九段「こうやって取っちゃいたいですねぇ」

 だから駒がずれすぎだろ(笑)

 手もビュンってなってるよ(笑)
△同 歩
▲7九角△7三桂
▲3五角△3四歩
▲2六角△4二金上
▲6八金△6五桂
(第2図)

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後手・郷田九段が桂馬をポンポンと2回跳ねたところ。6八の金上がりを見て、銀の逃げ場所が難しいだろうとの判断だったようだ。この辺りから徐々に郷田九段ペースとなった。


▲1五歩△7五歩
▲1四歩△7七桂成
▲同 銀△6五銀直
▲3六飛△7六歩
▲8八銀△5六歩
▲5八歩△3五銀
▲同 角△同 歩
▲同 飛△4五歩
▲3三歩△同 角
▲同飛成△同金直
▲6一角△8二飛
▲7三歩△2九飛
▲3九歩△1九飛成
▲7二歩成△9二飛
▲2五桂△3二金引
▲7三と△1八龍
▲8三と△6二飛
▲7二と△6一飛
▲同 と△3一玉
▲3四桂△2四角
▲4二桂成△同 金
▲3四飛△3三歩
▲2四飛△同 歩
▲2三銀△2二香
▲1三歩成△同 香
▲同桂成△同 桂
▲1九歩△5七歩成
▲同 金△1六龍
▲5二角△2五桂
▲4四香△2三香
▲4二香成△同 玉
▲5一と△8五桂
▲4一角成△4三玉
▲3五金△7七銀
(第3図)

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まで、112手で郷田真隆九段の勝ち

 

ちなみに棋譜はYoutubeにもアップロードしていますので、動画で見たい方はそちらをご覧ください。ちょっとした解説も書いてますのでよかったら覘いてみて下さい。

youtu.be

激指14の六段での棋譜解析結果

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解析結果を見ると、やはり後手の郷田九段の44手目6五桂と跳ねたあたりから形勢が後手に傾き始めています。ちょうど矢印の部分です。ただ、終局後の感想戦ではその前の先手6八金が甘かったようで、そのお陰で桂馬を跳ねやすくなったと郷田九段。その場面で1五歩と攻めると先手おもしろかったようですね。この辺りの微妙の駆け引きは難しいところでした。

 

しかし先手の菅井王位も石田流を目指す構えは面白い構想だと思いました。

 

あと印象に残っていることとしては、解説の木村九段の言葉。

・長考派の人は秒読みが得意だから長考しているともいえる

・長考派の人で早指し棋戦で活躍する人も多い(加藤一二三九段等)

・持ち時間は家に持って帰れない。

 

さて、今回も見応えがありました。来週は遂に準決勝第1局。豊島八段vs稲葉八段の一戦ですね。こちらも楽しみ。

 

ということで、今回の記事はここまでです。ちなみに過去には以下のような記事も書いてますので、よろしかったら覗いてみて下さい(^_^)。最後までお読みいただきありがとうございました!